錆び付くインターネットとGoogleの”o”

現在、お仕事でとある海外向けのアプリケーションの企画およびデザインに携わっている。
アプリのUIは以前手をつけたことがあるけれど、そのときはまだお遊び程度だったので、今回学ぶことが多く久々に勉強のようなものをしている。
1pxの偉大さを感じながら、格闘中。

閑話休題

数年前大学の授業で、講師が「ほんとうに重要な検索結果は、Googleの"o"のうしろのほうにあるかもしれない」と言っていた。検索エンジンの検索結果のページ順は、かならずしも有益な順番では無いという旨だ。
404が増殖してゆくなかで、物理的無制限のインターネット上でどんどん情報が吐き出されてゆく。
質量のない情報というのはときに厄介なもので、蓋をしてしまえば認識の上では無いも同然になってしまう。
今このときも増え続けているであろう、持ち主から放棄されたアカウントはいったいいくつあるのだろう。

何でも手に入る魔法の世界も、気づかぬところから腐食が始まっているのかもしれない。
大事にとっておいた果物をさあたべようかと切り開くとグシャグシャになっていたなんてことは、ある。